『本当の自分を思い出す』ことの話

自分は何者なんだろう、自分って何をして生きていきたいんだろう、本当の自分の人生ってなんだろう。どうやったら他人と比較しないで生きていけるんだろう。そんなように思うことはないだろうか。

人間生きていると、誰かといる時、1人でいる時が存在する。人間は1人でいるときに寂しさ、不安、恐れから将来の不安、未来の不安が脳裏を襲う。寝たら忘れるだろう、どこかに行ったら忘れるだろう、場所さえ変えれば、環境さえ変えれば大丈夫だろう。そんな思い込みを持ち、実際に行動してみてもそれらの悩みからは解放されない。

それは一体なぜだろうか?

自分の本当の名前を思い出せますか?

千と千尋の神隠しは覚えているだろうか?あの映画の本質とは本当の名前(千尋)を奪われた千が本当の名前を取り戻す物語ですよね?またそこでハクの存在も重ねます。ハクも本当の名前を湯婆婆に奪われて最後千尋に名前を思い出すきっかけをもらい本当の姿に戻ります。そしてお互いに現実に戻り自分の人生へと歩みを進めていきます。

これはまさに僕の行なっているコーチングの根幹になっています。本当の自分を思い出す→本当の自分を知る→本当の自分で生きる。という自然な流れの一部です。

自分の名前は自分の使命、お役目と僕は捉えています。今世どんな仕事が自分にっての天職となるのか、また何のために生まれてきたのか。ここからビジネスの話に繋がっていきます。誰のどんな悩みを解決するためにあなたは生まれてきたのでしょうか?これらは100人いたら100通りのお役目があり異なるということです。同じ仕事であってもお役目が違い自分にとってのお役目が必ずあります。そのお役目を思い出すには千尋のようにその世界で経験していくしかありません。生きていく中で気づいて思い出していくものです。

思い込みの先に本当の自分が静かに存在している

思い込みとは自分の中の価値観みたいなものです。〇〇だろう。〇〇に違いない。といったように自分が見ている世界が全てだと信じること(自分のメガネ)ただこの信じている世界は誰かが創り出した世界であることが多です。一般的に、世間体を気にすると、大人としてなどの社会が用意した正解かもしれません。そこには他人の世界、他人の正解、他人の人生が存在しています。だから自分が違和感を感じて当然の話です。言葉にならない生きづらさ、自分の人生を生きている気がしない、やりたいことが分からないの根っこにあるのはこの誰かが作り出した世界、もっとわかりやすくいうと自分が生きる中で他人に流されながら生きてきたメガネによるものです。このメガネを一旦外してメガネのレンズを交換し新しいメガネで世界を見ていくと、同じ景色を見ているようでも少し変わって世界を解釈できるようになります。

この思い込みの先にいった時の話です。この思い込みの先は怖いし、しんどいこともあります。だからこそ誰かと一緒に行くことが早く本当の自分で生きるために必要かと思います。自分の直感が反応した時、タイミングで一歩を踏み出して見てください。

執着を静かに手放し居心地の良さを感じてみる

僕が思う執着とは何かに縛られている状態のことです。人に縛られている(この人について行けば間違いない)、環境に縛られている(この環境はどこにもない、幸せだ)、ものに縛られている(コレさえあれば大丈夫)こんなように縛られているものに気づき、静かに手放していく。別に縛られている全てのことに対して手放していく訳ではありません。自分の中で縛られていると感じるもの、それを手放すことで心が楽になることでいいです。

家整理整頓と同じ感覚です。不要なものは不要なもので処分する。ただ大切にしている思い出の品までは捨てませんよね?そんな感覚に近いものがあるかと思います。僕で言えばサラーリーマン時代の3倍ものお金を稼いでいた環境も手放し、10年続けたパーソナルトレーナーをも手放し、7年住んだ福岡を手放し、13年ぶりに故郷へ帰ってきました。その手放した今僕が手にしているものは、生きづらさがない現実、自分の人生を心から生きている感覚、人と比べても遠くから自分を見ているゆとりのある感覚、やりたいことが見つかり日々やりたいことのために生きれる日々、何気ない毎日がとても楽しく充実感を感じられている日々。

これらは僕がその当時縛られていると感じたものを静かに手放したから得られたものです。ただ執着というのはゆっくりと時間をかけても問題ありません。人それぞれスピードは違いますので。

日々、自分の感性を磨いていく先に本当の自分がいる

感性とは自分の内面で起きていることを感じ取り、自分なりに受け取る力です。この感性を磨いていくと思い込みも執着にも気づける自分でいられるということです。そして本当の自分の感情や本当の本音にも自然と気づけるようになっていきます。だからこそこの感性は自分の人生を生きていく上でとても大切なものになります。自分の人生の方向性とも僕は感じています。そしてこの感性は自然の中で五感を通して磨かれていく感覚があります。仕事や人間関係や悩みから離れた情報が少なく且つ心拍数が下がる感覚にこそ存在します。または日々の小さな違和感を後回しにしないということも重要になります。感性はその小さな違和感にあります。自分の心が感じていることは本当の自分です。その本当の自分と偽りの自分を分けて日々見てあげると居心地の良い人生になります。

まとめ

『本当の自分を思い出す』ことは自分の人生を本当の意味で生きる上でとても大切なことになります。

また悩みは一生涯なくならないのが人生だと感じていますがそれよりもっと大切なのは悩んだ自分との向き合い方です。その向き合い方が見えてくるとそこまで負担になることはなくなり生きやすい日々を送ることができます。

もっと自由に生きていいんです。もっとありのまま生きていいんです。その裸の自分で生きる本当の人生を心から祈っています。

西村裕也|本当の自分を思い出す